熊本のネズミ駆除・調査のご依頼はお任せ下さい!
世界中のあらゆる土地に生息しているネズミ。
日本には約27種類のネズミが生息していると言われています。
「ネズミ」と聞いてどのような印象をお持ちですか?
□クサい・汚い
□ハムスターもネズミでしょ?
□マウスやモルモットなどの実験動物?
□絵でみると可愛いけど実物を見たら…
などネズミの種類によっても多少意見は違いますが、
日本の干支でもネズミ年とあるようにほとんどの方がネズミをご存じのようです。
ペットとして人気のハムスターや、小さなネズミは
安く飼育して繁殖させることが簡単である為、薬品などの実験動物として使用されたり
海外では、ネズミを使って地雷を発見する活動なども行われているようです。
それでは今回は、可愛らしい方のネズミではなく「害獣」としての
ネズミをご紹介していきたいと思います。
ネズミの種類
ネズミは繁殖力が強く、種類によっては一度に6~8匹ほど出産でき、
生後3~4週間ほどで性成熟し、出産可能となります。
また、ネズミの特徴としてはほとんどが夜行性であること。
そのため日没後や夜明け前に活発に活動します。
そしてネズミの門歯(歯列の中央に上下2~6枚ずつあり、物をかみ切る働きをする)は
一生伸び続けることが大きな特徴です。
ネズミの歯は鋭い事でも有名ですが、特に下の歯が鋭くとがっています。
常に硬いものをかじり、前歯をすり減らす習性があり、
硬いものをかじらないでいると、前歯が伸び、その前歯が口をふさぎ
食べ物が口に入らなくなってしまい、餓死してしまいます。
家ネズミ | 人家や建物、その周辺で棲息 |
野ネズミ | 山など野外で棲息 |
ネズミは大きく分類すると、「家ネズミ」「野ネズミ」の2種類が存在します。
その内、家ネズミである人間社会にとって身近な
3種類のネズミの特徴をご紹介します。
家ネズミの種類
日本でみられる家ネズミは
「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ | |
写真 | |||
体長 | 18~28cm | 14~26cm | 6~9cm |
体重 | 150~450g | 100~200g | 10~20g |
外見 | 大型・耳が小さい・体より尻尾が短い | 中型・耳が大きい・体より尻尾が長い | 小型 |
生息場所 | 床下・地下・下水・台所・ゴミ捨て場など。湿った場所を好む。 | ビル・天井裏・壁の中・台所など。乾燥した場所を好む。 | 物置・納屋・天井裏・台所・自然環境に近い建物など 。狭い場所を好む。 |
食性 | 雑食(特に魚介類・肉) | 雑食(特に穀物・種実・昆虫) | 雑食(穀物・種子・野菜) |
性格 | 獰猛・気性が荒い | 臆病・警戒心が強い | 好奇心旺盛・穏やか |
糞 | 先がとがっている。太く、まとまっている。 | 細長い。動きながら排泄しバラバラに落ちている。 | 両端とがっている。米粒ほど小さい。 |
家ネズミの種類を判別してみましょう
□見た目
まず、大きさはドブネズミ>クマネズミ>ハツカネズミの順となります。
手のひらに乗るくらいの大きさであればハツカネズミの可能性が高いです。
体が大きく、体よりも尻尾が短いものはドブネズミ
体よりも尻尾が長く、耳が大きいものはクマネズミです。
□出現した場所
どのネズミも入れないような小さな隙間などに侵入しているようならば
ハツカネズミの可能性が高いです。
好奇心旺盛で狭い場所が大好きなハツカネズミは、
小さな体を活かし、身軽にどこへでも侵入してしまいます。
1cmの隙間があれば侵入可能となっています。
水廻りや低い場所での被害が多い場合は、ドブネズミを疑ってください。
特に床下や排水管からの侵入もあり、飲食店などの厨房その他によく出現します。
高い場所は苦手なので、高層マンションなど高い場所にはあまり出ません。
寒さに弱く高い場所が得意なクマネズミは、
屋内に巣をつくることが多く、よく天井裏などで走り回っています。
運動能力に優れ、排水パイプや電線などから簡単に上って侵入してきます。
動きながら排泄するため、移動経路にはあちこちに糞が落ちているのが特徴です。
□糞(フン)の形や大きさ
体の小さいハツカネズミの糞は、4~7mm前後と小さいです。
両端がとがっているのが特徴です。
体の大きいドブネズミは、丸みがありどれも形が揃っているのが特徴です。
10~20mmの糞をします。
動き回りながら糞をするクマネズミの糞は、大きさはバラバラで細長いのが特徴です。
明らかにネズミの被害があるのに、姿が見当たらない時には糞を観察してみましょう。
ネズミの糞は非常に不衛生で菌が多数あるため、手袋・マスクを欠かさないようにしましょう。
ネズミの侵入経路を特定してみよう
現代の住宅は、昔に比べると非常に気密性が高くなっているため
どこから侵入してくるの?と疑問に思う方もいるでしょう。
ネズミがどこから侵入し、どこにいるのか侵入経路を特定してみましょう。
ネズミは糞や足跡を残していたり、壁に汚れを付着する、かじった跡を残すなど、
「ラットサイン」と呼ばれるネズミが通った形跡を残します。
このラットサインを発見することにより、侵入している場所を特定できることが出来ます。
ほんのわずかな隙間から侵入してくるネズミは、
種類によって侵入経路や行動の仕方などに変化がありますので
まずはその違いをみてみましょう。
ネズミの侵入経路 | |
種類 | 侵入しやすい場所 |
ドブネズミ | 床下・床下通気口・排水管・基礎の隙間等 |
クマネズミ | 壁や屋根の隙間や割れ目・換気扇・排水パイプ・エアコン・上階の窓 |
ハツカネズミ | 壁や屋根の隙間や割れ目・エアコン・荷物に紛れて |
ラットサインが付きやすい場所は、
天井裏や部屋の隅、屋根下の通気口、戸袋の隙間、ひさしの下の隙間、
建物の基礎の隙間などあらゆる隙間や割れ目部分の、見えにくい場所にも存在します。
ラットサインはネズミの侵入口となるので、そこを塞げば侵入を防ぐことが出来ます。
ねずみ被害に悩んでいるお宅は、まずラットサインを探してみましょう。
それでは、人家や建物に侵入してきたネズミの
主な被害として、どのようなものがあるのでしょうか?
ネズミの被害
家屋内にネズミが侵入し、どのような被害があるのか…
□感覚的な被害
□衛生・健康被害
□経済的な被害
大きく分けて上記の3つの被害があります。
ネズミ被害 |
①感覚的な被害 |
不快感・悪臭・恐怖感・騒音 |
②衛生・健康被害 |
食品汚染・食中毒菌、感染症、寄生虫病などを媒介・汚染 |
③経済的な被害 |
食害・室内、衣類、寝具などの汚染 |
①感覚的な被害
ネズミや糞などの発見により不快感を感じます。
また死骸などからの悪臭や、いつ室内に侵入してくるかという恐怖感、
夜行性のため、夜間に天井裏などで走り回り騒音がおきるなど
さまざまな感覚的な被害があります。
②衛生・健康被害
ネズミの糞や尿には非常に多くの菌があります。
ハンタウイルス、サルモネラ菌、E型肝炎ウイルス、ダニやノミなど
によってさまざまな健康被害が出てしまいます。
ネズミの体にはイエダニ・ノミ等が寄生しており、
ネズミ自身が死んだりした場合、血を吸う相手がいなくなり人への吸血にも発展します。
糞や尿の菌によって食中毒や感染症などの健康被害を及ぼすだけでなく、
咬傷被害により怪我や、アナフィラキシーショックの被害も発生します。
ネズミが持っている菌が傷口から入ることで肺炎や肝炎、胃潰瘍などを発症することもあります。
特に寝たきりの老人や乳児などに噛みつかれる被害が多発しており
海外では、ネズミに何百カ所もかじられ死亡事故や大けがをした例もあり
毎年ネズミによる深刻な被害が発生しています。
③経済的な被害
食品・加工品・梱包材などの食害や、咬害のほか
電線や電話線などの電気配線、ガス管などの破損や
それらの被害による停電や、漏電からの火災、爆発事故などがあります。
ネズミは暖かい場所、狭い場所、エサが近くにある場所を好んで侵入するため
飲食店のキッチンの配電盤や、天井裏の断熱材がある場所を好み
一生伸び続ける歯を削るため、何にでも噛みつきこのような被害が発生します。
火災に見舞われれば経済被害は莫大なものになってしまいます。
特に飲食店においては、食材を廃棄せざるを得なくなったり
食中毒が発生し、行政処分を受け営業停止になってしまったりする場合もあり
非常に深刻な問題です。
大事な家財や家そのものが、ネズミによってかじられて傷ついたり、
糞や尿で汚されれば価値が損なわれ、新たに買い直す必要性も生じてきます。
上記以外にもさまざまな場所でネズミの被害が発生しています。
直接的・間接的に人間やペットに害を与えるネズミは害獣駆除の対象です。
ネズミの被害でお困りの際は、当社へお気軽にご相談ください!!